欧州外国為替市場概況・20時 ユーロ円、上値が重い

 11日の欧州外国為替市場でユーロ円は上値が重い。20時時点では158.92円と17時時点(158.97円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。大幅に反落した中国株式市場に続いて欧州株も軟調な動きとなり、リスク回避の動きが継続し158.72円まで一時弱含んだ。また、中国の7月新規融資が2009年以来の低水準を記録したことも重しになった。もっとも、欧州長期債利回りが上昇していることが支えにもなり、下げ幅は限られている。

 ドル円は安値圏で小動き。20時時点では144.57円と17時時点(144.62円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。クロス円の売りが上値を抑え、日通し安値に近い水準で小動き。

 ユーロドルは下げ渋り。20時時点では1.0993ドルと17時時点(1.0992ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。19時前に1.1976ドルまで下値を広げたが、一時2.55%台まで上げ幅を縮めた独10年債利回りが、再び2.59%台まで上昇したことが支えとなり、下げ渋っている。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.55円 - 144.90円
ユーロドル:1.0976ドル - 1.1003ドル
ユーロ円:158.72円 - 159.22円

(松井)
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