NY株見通し-経済指標やウォルマートなどの決算に注目 金利動向に要警戒か
今晩は経済指標やウォルマートなどの決算発表に注目。昨日は7月分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で追加利上げの可能性が示唆されたことで利上げ長期化懸念が強まった。ダウ平均、S&P500、ナスダック総合の主要3指数はそろって2日続落し、米10年債利回りの上昇が嫌気されたナスダック総合は1%超の下落となった。テクニカル面では、先週に短期トレンドラインの50日移動平均線を割り込んだナスダック総合に続いて、S&P500も2日連続で50日移動平均線を割り込み、目先のスピード調整が意識された。引け後の動きでは、市場予想を上回る5-7月期決算を発表したシスコ・システムズが時間外で2%超上昇した。
今晩の取引では利上げ長期化懸念が引き続き上値の圧迫要因となることが予想される中、新規失業保険申請件数などの経済指標や、ウォルマート、タペストリーなどの小売り株の決算発表を睨んだ神経質な展開か。米10年債利回りは昨日一時4.28%台と昨年10月以来の水準まで上昇したが、本日のアジア時間では4.30%付近まで上昇しており、金利動向には引き続き要警戒か。
今晩の米経済指標は新規失業保険申請件数、8月フィラデルフィア連銀業況指数、7月景気先行指数など。企業決算は寄り前にウォルマート、タペストリー、引け後にアプライド・マテリアルズなどが発表予定。(執筆:8月17日、14:00)
今晩の取引では利上げ長期化懸念が引き続き上値の圧迫要因となることが予想される中、新規失業保険申請件数などの経済指標や、ウォルマート、タペストリーなどの小売り株の決算発表を睨んだ神経質な展開か。米10年債利回りは昨日一時4.28%台と昨年10月以来の水準まで上昇したが、本日のアジア時間では4.30%付近まで上昇しており、金利動向には引き続き要警戒か。
今晩の米経済指標は新規失業保険申請件数、8月フィラデルフィア連銀業況指数、7月景気先行指数など。企業決算は寄り前にウォルマート、タペストリー、引け後にアプライド・マテリアルズなどが発表予定。(執筆:8月17日、14:00)