NY株見通し-7月PPI、8月ミシガン大1年先期待インフレ率速報値などに注目
今晩は経済指標に注目。昨日は米7月消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を下回る伸びにとどまったことや決算発表が好感されたウォルト・ディズニーが大幅高となったことで主要3指数がそろって3日ぶりに反発。ダウ平均が52.79ドル高(+0.15%)、ナスダック総合が0.12%高と小幅に上昇し、S&P500も0.03%高とわずかながら上昇した。ただ、米10年債利回りの上昇が嫌気され、上昇幅を大きく縮小して終了した。週初来ではダウ平均が0.32%高となった一方、S&P500が0.21%安、ナスダック総合が1.23%安と2週続落ペースとなった。
今晩の取引では金融政策の見通しを巡り、引き続きインフレ指標に注目する展開か。寄り前に発表される7月生産者物価指数(PPI)は前年比+0.7%と6月分の+0.1%から伸びの加速が見込まれているが、食品、エネルギーを除くコアPPIは前年比+2.3%と6月分の+2.4%から鈍化が予想されている。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が注目する8月ミシガン大1年先期待インフレ率速報値にも要注目か。7月の同期待インフレ率は3.4%と6月の3.3%から上昇したが、8月分も高止まりとなれば、利上げの長期化懸念が強まることが警戒される。
今晩の米経済指標は7月PPI、8月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同1年先・5年先期待インフレ率速報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:8月11日、14:00)
今晩の取引では金融政策の見通しを巡り、引き続きインフレ指標に注目する展開か。寄り前に発表される7月生産者物価指数(PPI)は前年比+0.7%と6月分の+0.1%から伸びの加速が見込まれているが、食品、エネルギーを除くコアPPIは前年比+2.3%と6月分の+2.4%から鈍化が予想されている。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が注目する8月ミシガン大1年先期待インフレ率速報値にも要注目か。7月の同期待インフレ率は3.4%と6月の3.3%から上昇したが、8月分も高止まりとなれば、利上げの長期化懸念が強まることが警戒される。
今晩の米経済指標は7月PPI、8月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同1年先・5年先期待インフレ率速報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:8月11日、14:00)