NY株見通し-様子見か 中小企業楽観度指数やFRB高官発言に注目

 今晩は様子見か。昨日は先週の下落の反動や総じて良好な第2四半期決算などを支えに買戻され主要3指数がそろって上昇した。ダウ平均は407.51ドル高と4営業日ぶりに反発し、先週の下落幅393.67ドルを一日で回復。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.90%高、0.61%高とともに5営業日ぶりに反発した。

 今晩の取引では木曜日の米7月消費者物価指数(CPI)、金曜日の米7月生産者物価指数(PPI)の発表を控え、様子見姿勢が強まる展開か。米7月NFIB中小企業楽観度指数などの経済指標やハーカー米フィラデルフィア連銀総裁の発言などをにらんだ神経質な展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標は7月NFIB中小企業楽観度指数のほか、6月貿易収支、6月卸売在庫など。企業決算は寄り前にデューク・エナジー、イーライリリー、ユナイテッド・パーセル・サービス、トランスダイム・グループ、引け後にテイクツー・インタラクティブどが発表予定。(執筆:8月8日、14:00)
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