NY株見通し-堅調か 10-12月期GDPなどの経済指標やFRB高官発言に注目

 今晩のNY市場は堅調か。昨日は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がややタカ派的な内容だったことで米連邦準備理事会(FRB)による利上げの長期化見通しが強まったことが米国株の重しとなった。ただ、ダウ平均は181ドル安まで下落後、84.5ドル安(-0.26%)と下落幅を縮小して終了し、ナスダック総合は0.41%安まで下落後、0.13%高と小幅に上昇して終了した。引け後の動きでは、市場予想を上回る決算を発表したエヌビディアが時間外で9%近く上昇した。
 今晩の取引では昨日の取引終盤の上昇トレンドの継続が期待されるほか、エヌビディアの大幅高も見込まれ、堅調な展開か。金融政策の見通しを巡っては、寄り前に発表される米国の10-12月GDP改定値や新規失業保険申請件数が注目されるほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁などFRB高官の発言にも注目が集まる。

 今晩の米経済指標・イベントは10-12月期GDP改定値、新規失業保険申請件数、EIA週間原油在庫など。要人発言はボスティック米アトランタ連銀総裁、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁など。企業決算は寄り前にアメリカン・タワー、ドミノ・ピザ、モデルナ、引け後にワーナー・ブロス・ディスカバリーなどが発表予定。(執筆:2月23日、14:00)
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