NY株見通し-神経質な展開か FRB高官発言や経済指標に注目

 今晩のNY市場は神経質な展開か。昨日はブラード米セントルイス連銀総裁が市場の利上げペースの減速期待をけん制したことが嫌気され下落してスタートしたが、好決算を発表したシスコ・システムズなどが上昇し、主要3指数がそろって下落幅を縮小して終了した。引け後の動きでは決算や見通しが市場予想を上回ったアプライド・マテリアルズが時間外で3%超上昇した。今晩の取引ではアプライド・マテリアルズなどの半導体株の上昇が期待される一方、足もとでの米連邦準備理事会(FRB)高官からのタカ派発言が上値圧迫要因となり、方向感のない展開が予想される。今晩もコリンズ米ボストン連銀総裁の講演が予定され、要人発言や経済指標、金利動向などをにらんだ神経質な展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは10月中古住宅販売件数、10月景気先行指数、コリンズ米ボストン連銀総裁講演など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:11月18日、14:00)
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