NY株見通し-上値の重い展開か 決算発表はディア、エスティ・ローダーなど
今晩は上値の重い展開か。昨日は米10年債利回りが昨年10月以来の水準まで上昇したことが重しとなり、主要3指数がそろって3日続落した。ダウ平均は6月1日以来の50日移動平均線割れとなり、先週のナスダック総合、今週のS&P500に続いて3指数全てが短期トレンドラインの50日移動平均線を割り込んだ。週初来では、ダウ平均が2.29%安と反落ペースとなり、S&P500が2.10%安と2月以来の3週続落ペース、ナスダック総合は2.40%安と昨年12月以来の3週続落ペースとなった。センチメントも悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比1.11ポイント高の17.89ポイントと、5月31日以来の水準まで上昇した。引け後の動きでは、予想を上回る5-7月期決算が好感されたロス・ストアーズが時間外で5.84%高となり、アプライド・マテリアルズも売上高と利益が予想を上回り、時間外で2.41%上昇した。一方、弱い見通しが嫌気されたキーサイト・テクノロジーズは時間外で9.27%安と急落した。
週末の取引となる今晩は、ロス・ストアーズやアプライド・マテリアルズの上昇が期待されるほか、3日続落後の反動高が期待されるものの、利上げの長期化懸念や、テクニカル、センチメントの悪化を受けて上値の重い展開か。来週金曜日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えた様子見姿勢も強まりそうだ。
今晩は主要な経済指標の発表はなし。企業決算は寄り前にディア、エスティ・ローダー、引け後にパロ・アルト・ネットワークスなどが発表予定。(執筆:8月18日、14:00)
週末の取引となる今晩は、ロス・ストアーズやアプライド・マテリアルズの上昇が期待されるほか、3日続落後の反動高が期待されるものの、利上げの長期化懸念や、テクニカル、センチメントの悪化を受けて上値の重い展開か。来週金曜日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えた様子見姿勢も強まりそうだ。
今晩は主要な経済指標の発表はなし。企業決算は寄り前にディア、エスティ・ローダー、引け後にパロ・アルト・ネットワークスなどが発表予定。(執筆:8月18日、14:00)