NYマーケットダイジェスト・22日 株まちまち・金利低下・ユーロ安・円高
(22日終値)
ドル・円相場:1ドル=145.89円(前営業日比▲0.33円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.23円(▲1.09円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0846ドル(▲0.0050ドル)
ダウ工業株30種平均:34288.83ドル(▲174.86ドル)
ナスダック総合株価指数:13505.88(△8.29)
10年物米国債利回り:4.32%(▲0.02%)
WTI原油先物9月限:1バレル=80.35ドル(▲0.37ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1926.0ドル(△3.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
7月米中古住宅販売件数
前月比 ▲2.2% ▲3.3%
年率換算件数 407万件 416万件
8月米リッチモンド連銀製造業景気指数 ▲7 ▲9
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反落。欧州時間に一時145.50円と日通し安値を付けたものの、前日の安値145.15円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。対ユーロなどでドル買いが強まった影響も受けて一時146.13円付近まで値を戻した。
ただ、アジア時間に付けた日通し高値146.40円が目先戻りの目処として意識されると上値が重くなった。アジア時間に一時4.3618%前後と2007年11月以来の高水準を記録した米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重しとなり、145.71円付近まで下押しした。
なお、市場では「25日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のジャクソンホール会議での講演を控えて、大きな方向感は出なかった」との声が聞かれた。
・ユーロドルも反落。ドイツやイタリアなど欧州債利回りが低下したことを受けて全般ユーロ売りが進行。前日の安値1.0870ドルや18日の安値1.0845ドル、7月6日の安値1.0834ドルを下抜けて一時1.0833ドルと6月15日以来約2カ月ぶりの安値を更新した。その後の戻りも1.0856ドル付近にとどまった。
・ユーロ円も反落した。欧州債利回りの低下に伴うユーロ売りが優勢になると、1時前に一時158.09円と日通し安値を付けた。アジア時間に159.49円と2008年9月以来およそ15年ぶりの高値を更新したあとだけに、利益確定目的の売りなども出やすかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。格付け大手S&Pグローバル・レーティングが米地銀5行を格下げしたことが嫌気されて、金融株に売りが出た。百貨店大手メーシーズの業績見通しが振るわず、消費の先行き不安が意識されたことも小売株の重しとなった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅ながら続伸。足もとで下げがきつかったハイテク株が買い直された。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。バーキン米リッチモンド連銀総裁が「インフレが高止まりし、減速の兆候が見られない場合、追加の引き締めが必要となるだろう」と発言すると、長期債は売られる場面もあったが、反応は一時的だった。
・原油先物相場は続落。経済規模で世界第2位の中国では景気先行きに不透明感が深まっており、同国のエネルギー需要減に対する懸念が相場の重しとなった。イラク北部から石油輸出が再開される可能性が高まっていることも買いづらさに繋がったもよう。
・金先物相場は3日続伸。為替相場でドルが対ユーロで強含むと、ドル建て金に割高感が生じて序盤は売りが先行。もっとも1910ドル台の底堅さを確認するとプラス圏まで切り返す動きに。米長期金利が低下に転じたことも支えとなった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=145.89円(前営業日比▲0.33円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.23円(▲1.09円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0846ドル(▲0.0050ドル)
ダウ工業株30種平均:34288.83ドル(▲174.86ドル)
ナスダック総合株価指数:13505.88(△8.29)
10年物米国債利回り:4.32%(▲0.02%)
WTI原油先物9月限:1バレル=80.35ドル(▲0.37ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1926.0ドル(△3.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
7月米中古住宅販売件数
前月比 ▲2.2% ▲3.3%
年率換算件数 407万件 416万件
8月米リッチモンド連銀製造業景気指数 ▲7 ▲9
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反落。欧州時間に一時145.50円と日通し安値を付けたものの、前日の安値145.15円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。対ユーロなどでドル買いが強まった影響も受けて一時146.13円付近まで値を戻した。
ただ、アジア時間に付けた日通し高値146.40円が目先戻りの目処として意識されると上値が重くなった。アジア時間に一時4.3618%前後と2007年11月以来の高水準を記録した米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重しとなり、145.71円付近まで下押しした。
なお、市場では「25日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のジャクソンホール会議での講演を控えて、大きな方向感は出なかった」との声が聞かれた。
・ユーロドルも反落。ドイツやイタリアなど欧州債利回りが低下したことを受けて全般ユーロ売りが進行。前日の安値1.0870ドルや18日の安値1.0845ドル、7月6日の安値1.0834ドルを下抜けて一時1.0833ドルと6月15日以来約2カ月ぶりの安値を更新した。その後の戻りも1.0856ドル付近にとどまった。
・ユーロ円も反落した。欧州債利回りの低下に伴うユーロ売りが優勢になると、1時前に一時158.09円と日通し安値を付けた。アジア時間に159.49円と2008年9月以来およそ15年ぶりの高値を更新したあとだけに、利益確定目的の売りなども出やすかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。格付け大手S&Pグローバル・レーティングが米地銀5行を格下げしたことが嫌気されて、金融株に売りが出た。百貨店大手メーシーズの業績見通しが振るわず、消費の先行き不安が意識されたことも小売株の重しとなった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅ながら続伸。足もとで下げがきつかったハイテク株が買い直された。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。バーキン米リッチモンド連銀総裁が「インフレが高止まりし、減速の兆候が見られない場合、追加の引き締めが必要となるだろう」と発言すると、長期債は売られる場面もあったが、反応は一時的だった。
・原油先物相場は続落。経済規模で世界第2位の中国では景気先行きに不透明感が深まっており、同国のエネルギー需要減に対する懸念が相場の重しとなった。イラク北部から石油輸出が再開される可能性が高まっていることも買いづらさに繋がったもよう。
・金先物相場は3日続伸。為替相場でドルが対ユーロで強含むと、ドル建て金に割高感が生じて序盤は売りが先行。もっとも1910ドル台の底堅さを確認するとプラス圏まで切り返す動きに。米長期金利が低下に転じたことも支えとなった。
(中村)