ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下落

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下落。24時時点では146.32円と22時時点(147.23円)と比べて91銭程度のドル安水準だった。21時30分前に一時147.37円と昨年11月以来約9カ月半ぶりの高値を付けたものの、その後失速した。23時発表の8月米消費者信頼感指数が106.1と予想の116.0より弱い数字となったほか、7月米JOLTS求人件数が882.7万件と予想の946.5万件を大幅に下回り約2年ぶりの低水準を記録すると、米長期金利の低下とともにドル売りが活発化した。アジア時間の安値146.31円や前日の安値146.28円を下抜けて一時146.19円まで値を下げた。
 なお、米長期金利の指標である米10年債利回りは4.23%台から4.13%台まで急低下した。

 ユーロドルは上昇。24時時点では1.0828ドルと22時時点(1.0792ドル)と比べて0.0036ドル程度のユーロ高水準となった。22時30分前に一時1.0782ドルと日通し安値を付けたものの、低調な米経済指標をきっかけに全般ドル売りが優勢になると持ち直した。23時過ぎには一時1.0850ドルと日通し高値を更新した。

 ユーロ円は伸び悩み。24時時点では158.45円と22時時点(158.90円)と比べて45銭程度のユーロ安水準。23時過ぎに一時159.06円と日通し高値を付けたものの、ドル円の下落につれた売りが出ると上値が重くなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.19円 - 147.37円
ユーロドル:1.0782ドル - 1.0850ドル
ユーロ円:158.24円 - 159.06円


(中村)
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