ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、しっかり

 30日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルはしっかり。24時時点では1.0929ドルと22時時点(1.0920ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準となった。米雇用指標の下振れを受けて、米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ観測が後退する中、全般ドル売りが優勢となった。独インフレ指標が予想を上回ったことでユーロ買いも強まり、23時前には一時1.0945ドルと15日以来約2週間ぶりの高値を付けた。

 ドル円は下げ渋り。24時時点では145.84円と22時時点(145.87円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。8月ADP全米雇用報告や4-6月期米国内総生産(GDP)改定値が予想より弱い内容となったことを受けて全般ドル売りが先行。22時30分過ぎに一時145.56円と日通し安値を更新した。ただ、その後発表の7月米住宅販売保留指数が予想を上回ったことが分かると下げ渋った。

 ユーロ円は底堅い。24時時点では159.38円と22時時点(159.30円)と比べて8銭程度のユーロ高水準。8月独消費者物価指数(CPI)速報値が前年比で予想を上回ると円売り・ユーロ買いが優勢となった。23時30分過ぎに一時159.59円と2008年9月1日以来約15年ぶりの高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.56円 - 146.54円
ユーロドル:1.0855ドル - 1.0945ドル
ユーロ円:158.55円 - 159.59円


(中村)
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