欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下げ渋り

 31日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。22時時点では145.86円と20時時点(145.92円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。7月米個人消費支出(PCE)が予想を上回ったほか、7月米PCEコア・デフレーターは前月比・前年比ともに予想通りの伸びとなった。ドル円は発表直後に145.63円まで下押した後に146.07円付近まで反発した。

 ユーロドルは上値が重い。22時時点では1.0873ドルと20時時点(1.0873ドル)とほぼ同水準だった。公表された欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨を受けて早期利上げ期待が後退、一時1.0858ドルまで売られた。その後1.0880ドル台まで戻すも、米経済指標を受けたドル買いが重しとなって1.0860ドル台まで再び押し戻された。

 ユーロ円は弱含み。22時時点では158.52円と20時時点(158.66円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。ECB理事会議事要旨後に158.42円まで下落、その後も上値の重い展開となった。

 オフショア市場で人民元は買い優勢。「中国が一次所得者向けに既存の住宅ローン金利引き下げを承認」との報道に買いで反応すると、対ドルでは7.2686元まで元高が進んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.63円 - 146.25円
ユーロドル:1.0858ドル - 1.0940ドル
ユーロ円:158.42円 - 159.75円

(川畑)
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