今日の株式見通し-堅調か 米8月CPIは想定線の内容
東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇した。注目の8月消費者物価指数(CPI)は総合が前年同月比で3.7%上昇し、市場予想の3.6%を上回った。発表直後に10年債利回りは上昇したが、概ね想定線の内容との見方が強まり、上昇は一時的。その後、低下に向かったことから、株式市場には一定の安心感が広がった。ダウ平均は3Mの大幅安が響いて小幅に下落した。ドル円は足元147円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて185円高の32635円、ドル建てが235円高の32685円で取引を終えた。
ダウ平均は下落したが、8月CPIが長期金利の急上昇や米株の急落を招かなかったことはプラスの材料。波乱がなかったことで、9月のFOMCでは利上げ見送りが濃厚だ。日本株には結果を好感した買いが入ると予想する。ただ、今回のCPIは利上げ打ち止めへの期待を高めるほどの内容ではなかった。この先も米国の経済指標や要人発言に気をもむ状況がしばらく続くことになると思われる。上昇して始まるも積極的に上値を追うまでには至らず、場中の動意は限られると予想する。日経平均の予想レンジは32600円-32950円
ダウ平均は下落したが、8月CPIが長期金利の急上昇や米株の急落を招かなかったことはプラスの材料。波乱がなかったことで、9月のFOMCでは利上げ見送りが濃厚だ。日本株には結果を好感した買いが入ると予想する。ただ、今回のCPIは利上げ打ち止めへの期待を高めるほどの内容ではなかった。この先も米国の経済指標や要人発言に気をもむ状況がしばらく続くことになると思われる。上昇して始まるも積極的に上値を追うまでには至らず、場中の動意は限られると予想する。日経平均の予想レンジは32600円-32950円