今日の株式見通し-堅調か 米国株は下落も円安進行が追い風に

 東京市場は堅調か。休場明けの米国は下落。ダウ平均は195ドル安の34641ドルで取引を終えた。サウジアラビアが減産の延長を表明し、原油価格が上昇。インフレに対する警戒が再燃し、総じて軟調な展開となった。長期金利が大きく上昇し、為替市場ではドル高・円安が進行。ドル円は足元147円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて140円高の33110円で取引を終えた。

 米国株は弱かったが、日本株へのネガティブな影響は限られそうだ。原油価格上昇に関しては、足元では原油高と連動できる市況系の大型バリュー株の基調が強い。米長期金利は上昇したが、米国ではナスダックが0.1%安と横ばい程度で、3指数の中では最もパフォーマンスが良かった。主力グロースの一角であるテスラは4%超上昇している。円安進行は自動車株など外需の買いを後押しする。米国動向を受けても強く売られそうな業種・銘柄が少ない状況。日経平均は2日連続高値引けと流れが良くなっている。CME225先物からはプラスからのスタートも想定され、米国株安を跳ね返してしっかりとした動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは32900円-33300円
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