今日の株式見通し-堅調か 米雇用指標が弱くインフレ長期化懸念が大きく後退

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は292ドル高の34852ドルで取引を終えた。7月のJOLTS求人件数が市場予想を下回る低水準となったことで、労働市場ひっ迫に対する警戒が和らぎ、長期金利が急低下。3指数とも横ばい圏からスタートすると、指標結果を好感して場中に上げ幅を広げ、高値圏で終了した。ドル円は足元145円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて210円高の32420円、ドル建てが215円高の32425円で取引を終えた。

 米国株高を好感した買いが入ると予想する。米国では雇用指標が強いことがインフレ長期化に対する警戒を高めているだけに、今回のJOLTS求人件数の結果は安心材料となる。本日は8月ADP全米雇用リポート、週末には8月雇用統計の発表があるが、これらの雇用指標に対しても、警戒よりも期待の方が高まるだろう。きのうの日経平均は高く始まった後に伸び悩んだが、きょうもギャップアップスタートが見込まれることで、目先の方向は上との見方が強まる公算が大きい。戻り売り圧力が弱まることで、場中も強い基調が続くと予想する。日経平均の予想レンジは32300円-32550円
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