今日の株式見通し=軟調か 米国は休場で欧州株は下落

 東京市場は軟調か。米国はレーバーデーにより休場。欧州株は総じて軟調となった。ドル円は足元146円50銭近辺で推移している。

 休場明けの米国株待ちで手がけづらさが意識される1日。英独仏など欧州の主要指標は買い先行からマイナス転換しており引け味が悪く、日本株は売りに押されると予想する。また、きょうの日本経済新聞では1面で、JFEHD<5411.T>が公募増資と新株予約権付社債で2000億円規模の資金を調達する方針を固めたと報じている。成長に向けた投資ではあり、報道によると割り当ては海外投資家に限定するとのことだが、短期的には需給の悪化も懸念されるニュース。大型バリュー株は同社を含めてきのう強く買われており、利益確定売りを誘う材料になるとみておいた方が良い。

 とは言え、日経平均はきのうまで6日続伸しており、きょう下げたとしてもほどよいクールダウンと受け止められるだろう。多少下に値幅が出ても警戒ムードは高まらず、売り一巡後は様子見姿勢が強まると予想する。日経平均の予想レンジは32700円-33000円

 なお、4日の引け後に日本経済新聞社が日経平均株価の構成銘柄の入れ替えを発表している。メルカリ<4385.T>、レーザーテック<6920.T>、ニトリHD<9843.T>の3社が新規採用となり、日本板硝子<5202.T>、三井E&S<7003.T>、松井証券<8628.T>の3社が除外となる。
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