米国債市場概況・19日 10年物国債利回り、4.36%に上昇

 19日の米国債券相場で長期ゾーンは反落。表面利率3.875%の10年物国債利回りは前営業日比0.06%高い(価格は安い)4.36%で終えた。WTI原油先物価格が昨年11月以来10カ月ぶりの高値を更新すると、インフレ懸念の高まりを背景に債券売りが出た。利回りは一時4.3667%前後と2007年11月以来の高水準を付けた。「明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)がタカ派的な内容になる」との見方から売りが出た面もあった。

(中村)
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