東京外国為替市場概況・17時 ドル円、もみ合い

 28日午後の東京外国為替市場でドル円はもみ合い。17時時点では149.31円と15時時点(149.34円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。欧州金利の上昇に連れて、欧州通貨の買い戻し(ドル売り)が入ると、ドル円も149.21円まで下落した。しかし、下押しも限られ、値動きは限定的で149円前半でのもみあいからは抜け出せていない。

 ユーロドルは神経質な動き。17時時点では1.0508ドルと15時時点(1.0508ドル)とほぼ同水準だった。欧州勢が参入し始め、4.58%台まで低下していた時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことなどが重しとなり、16時前には1.0491ドルまで弱含んだ。しかし、欧州債利回りが上昇して始まると、すぐにユーロドルも1.0519ドルまで買い戻されるなど、狭いレンジながらも神経質に上下した。

 ユーロ円は上値抑えられる。17時時点では156.89円と15時時点(156.93円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの買い戻しが入ると157円を回復する場面もあったが、明日の週末・月末・四半期末を控え、ユーロポンドの上値が重いことで、ユーロ円も上値が抑えられた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.21円 - 149.63円
ユーロドル:1.0491ドル - 1.0519ドル
ユーロ円:156.71円 - 157.23円

(松井)
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