今日の株式見通し-堅調か 米政府閉鎖は土壇場で回避

 東京市場は堅調か。先週末の米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が下落した一方、ナスダックは上昇した。ダウ平均は158ドル安の33507ドルで取引を終えた。米8月個人消費支出(PCE)価格指数がインフレへの過度な警戒を和らげる結果となったことで、買いが先行した。しかし、政府機関の閉鎖リスクを警戒して上値は重く、失速して下げに転じた。長期金利は横ばい程度であったが、指標を受けて一段の上昇に対する警戒が後退したことで、ナスダックは上昇した。ドル円は足元149円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて195円安の31825円、ドル建てが170円安の31850円で取引を終えた。

 米国株の失速要因となった政府期間の閉鎖に関しては、9月30日に土壇場で回避が決まった。これが本日の米国株の上昇要因になるとの期待から、日本株には先回りの買いが入ると予想する。ナスダックがプラスで終えたことを受けて、グロース株の方が動きが良くなるとみる。本日から新たに日経平均の構成銘柄となるレーザーテック<6920.T>、ニトリHD<9843.T>、メルカリ<4385.T>の動向が注目される。レーザーテックやメルカリはグロース株の代表格的銘柄でもあり、これらにご祝儀買いが入るようなら、全体でも直近の下げに対する押し目買いが活発になるだろう。日経平均の予想レンジは31750円-32200円
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