東京外国為替市場概況・10時 ドル円、底堅い

 2日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。10時時点では149.68円とニューヨーク市場の終値(149.37円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが4.62%まで上昇したが、本邦長期金利も2013年9月以来となる0.77%台で始まったこともあり、東京オープン後は149円半ばでもみ合いだった。しかし、日経平均株価が徐々に上げ幅を広げると、ドル円も再び底堅くなり、東京仲値にかけては買いの勢いが強まり149.72円まで上げ幅を広げ年初来高値を更新した。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.0564ドルとニューヨーク市場の終値(1.0573ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル買いの影響でユーロの上値は抑えられているが、ユーロ円の買いが支えとなり限られたレンジの中でもみ合い。

 ユーロ円は堅調。10時時点では158.12円とニューヨーク市場の終値(157.95円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。株高により支えられているユーロ円は、東京仲値にかけての円売りにより158.18円まで上昇し、早朝につけた高値を僅かに上回って堅調推移。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.44円 - 149.72円
ユーロドル:1.0558ドル - 1.0578ドル
ユーロ円:157.86円 - 158.18円


(松井)
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