ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下値堅い

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値が堅い。24時時点では149.20円と22時時点(149.18円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を判断するうえで重視している8月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)で変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターが前年比3.9%上昇と市場予想通り前月から鈍化したことが分かるとドル売りが先行したものの、下押しは限定的だった。日米金融政策の方向性の違いから押し目買い意欲は旺盛で、23時30分前には149.39円付近まで持ち直した。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.0588ドルと22時時点(1.0600ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準となった。23時30分前に一時1.0570ドル付近まで下押しした。
 なお、9月米シカゴ購買部協会景気指数は44.1と予想の47.6を下回った一方、9月米ミシガン大学消費者態度指数確報値は68.1と予想の67.7を上回るなど強弱入り混じる結果となったため、相場の反応は限られた。

 ユーロ円は24時時点では157.98円と22時時点(158.13円)と比べて15銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの下落につれた円買い・ユーロ売りが小幅ながら入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.53円 - 149.50円
ユーロドル:1.0558ドル - 1.0617ドル
ユーロ円:157.41円 - 158.34円


(中村)
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