欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、小動き

 5日の欧州外国為替市場でドル円は小動き。22時時点では148.93円と20時時点(148.84円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が20.7万件と発表されて予想の21.0万件を下回り、米10年債利回りが4.77%台まで上昇したことで、149.10円前後まで強含みに推移したものの反応は一時的で、再び148円後半に押し戻されるなど、149円を挟んでの小動きが続いている。

 ユーロドルは小幅安。22時時点では1.0515ドルと20時時点(1.0519ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。米新規失業保険申請件数の発表前に、一時1.0530ドルまで上値を伸ばしたものの、米労働市場の改善が示され、米10年債利回りの上昇を受けて、1.0500ドルまで反落した。もっとも1.05ドル前半で方向感は乏しい。ポンドドルは1.2108ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は動意薄。22時時点では156.59円と20時時点(156.57円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。156円半ばで小幅の上下に始終した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.26円 - 149.12円
ユーロドル:1.0500ドル - 1.0530ドル
ユーロ円:156.09円 - 156.79円

(山下)
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