東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上値重い

 16日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。12時時点では149.44円とニューヨーク市場の終値(149.57円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。日経平均の下げ幅拡大が重しとなったほか、時間外の米10年債利回りが4.65%台まで上昇幅を縮小したこともあり、149円台半ばで上値重く推移した。

 ユーロドルは小高い。12時時点では1.0522ドルとニューヨーク市場の終値(1.0510ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りの上昇幅が低下する中でややドル売りとなり、1.0526ドルまで上昇して本日高値に面合わせとなった。

 ユーロ円はもみ合い。12時時点では157.24円とニューヨーク市場の終値(157.20円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下げとユーロ円の上げに挟まれて157円前半での往来が続いた。

 豪ドル円は強含み。アジア株安の中ではあるが、一時600円超下落した日経平均が下げ幅を縮小する中で94.56円まで買われた。ややドル売りの流れの中で豪ドル米ドルが強含んだことも追い風となった模様である。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.32円 - 149.63円
ユーロドル:1.0507ドル - 1.0526ドル
ユーロ円:156.98円 - 157.41円



(川畑)
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