欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、弱含み

 13日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。20時時点では149.63円と17時時点(149.65円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。中東の地政学的リスクの高まりが意識され、安全資産とされる米国債が買われて米10年債利回りが一時4.61%台まで低下したのを眺め、一時149.56円まで下落して本日安値をわずかに更新した。

 ユーロドルは軟調。20時時点では1.0518ドルと17時時点(1.0551ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ安水準だった。中東の地政学的リスクの高まりを背景としてドルも買われたため、軟調に推移。一時1.0514ドルまで下落した。欧州株安も重しとなった模様である。

 ユーロ円も上値が重い。20時時点では157.37円と17時時点(157.91円)と比べて54銭程度のユーロ安水準だった。18時前に158.05円まで上昇して本日高値を付けるも、ユーロドルの下げにつれる形で失速。157.29円まで下落して10日以来の安値を付けた。

 カナダ円は反落。WTI原油先物価格の上昇に連れて109.58円まで上昇するも、全般的にドル買いが強まる中でドルカナダが反発した影響を受け、109.29円まで反落した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.56円 - 149.83円
ユーロドル:1.0514ドル - 1.0559ドル
ユーロ円:157.29円 - 158.05円


(川畑)
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