欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 11日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では148.87円と20時時点(148.70円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。9月米PPIはガソリン価格の上昇などで、前年同月比+2.2%と発表され、予想の同比+1.6%を上回った。指標発表後には一時149.05円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは神経質な値動き。22時時点では1.0614ドルと20時時点(1.0602ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。予想を上回った9月米PPIを受けて米10年債利回りが4.60%台まで低下幅を縮小すると、一時1.0583ドルまで下押し。ただ、一巡後は1.0615ドル前後まで買い戻しが入るなど売りの勢いも続かなかった。
 
 ユーロ円は強含み。22時時点では158.01円と20時時点(157.65円)と比べて36銭程度のユーロ高水準だった。ドル円やユーロドルの動きにつれて、158.03円前後まで強含みに推移した。

 オセアニア通貨は一時豪ドル/ドルが0.6402ドル、NZドル/ドルが0.6009ドルまで下値を広げる場面があった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.43円 - 149.05円
ユーロドル:1.0583ドル - 1.0628ドル
ユーロ円:157.52円 - 158.05円

(山下)
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