欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、上値重い

 11日の欧州外国為替市場でドル円は上値が重い。20時時点では148.70円と17時時点(148.76円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。中東の地政学的リスクを嫌気して米10年債利回りが一時4.54%台に低下する中、148.50円台まで下落。その後の戻りも鈍く、148円台後半で上値の重い展開となった。

 ユーロ円は弱含み。20時時点では157.65円と17時時点(157.68円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げに連れる格好で157.50円台まで下落した。なお、欧州株はまちまちとなっている。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0602ドルと17時時点(1.0600ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利が低下気味に推移するも反応は薄く、1.0600ドルを挟んで往来する展開となった。なお、オランダ中銀のクノット総裁は「インフレ率は低下しているものの、依然として高過ぎる」などと発言した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.43円 - 148.97円
ユーロドル:1.0593ドル - 1.0628ドル
ユーロ円:157.52円 - 158.05円


(川畑)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。