ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、軟調

 18日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは軟調。24時時点では1.0537ドルと22時時点(1.0557ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準となった。米長期金利の指標である米10年債利回りが一時4.9085%前後と2007年7月以来の高水準を記録するとユーロ売り・ドル買いが優勢となった。前日の安値1.0533ドルを下抜けて24時前に一時1.0532ドルと日通し安値を更新した。

 スイスフランは全面高。対ドルでは一時0.8954スイスフラン、対ユーロでは0.9450スイスフラン、対円では167.19円まで値を上げた。中東情勢の緊張が高まっていることから、安全通貨とされるスイスフランを買う動きが広がった。

 ドル円は小幅高。24時時点では149.78円と22時時点(149.73円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇を受けて円売り・ドル買いが優勢になると、前日の高値149.85円を上抜けて一時149.89円と3日以来の高値を更新した。ただ、ユーロ円などクロス円の下落につれた売りが出たため、一本調子で上昇する展開にはならなかった。

 ユーロ円はさえない。24時時点では157.83円と22時時点(158.07円)と比べて24銭程度のユーロ安水準。中東情勢の緊迫化や米長期金利の上昇を背景に米国株相場が軟調に推移すると、リスク・オフの円買いが優勢に。23時30分過ぎに一時157.78円と日通し安値を更新した。
 スイスフラン円以外のクロス円も下落。ダウ平均が一時200ドル超下落するなど、米国株相場が軟調に推移すると、リスク回避の円買いが優勢となった。ポンド円は181.86円、豪ドル円は94.94円、NZドル円は87.79円、カナダドル円は109.37円、南アフリカランド円は7.86円、メキシコペソ円は8.18円まで値を下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.49円 - 149.89円
ユーロドル:1.0532ドル - 1.0594ドル
ユーロ円:157.78円 - 158.54円


(中村)
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