ニューヨーク外国為替市場概況・16日 ユーロドル、3日ぶり反発
16日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3営業日ぶりに反発。終値は1.0560ドルと前営業日NY終値(1.0510ドル)と比べて0.0050ドル程度のユーロ高水準だった。「米金利動向や中東情勢を見極めたい」との声が聞かれる中、しばらくは1.05ドル台前半でのもみ合いが続いていたが、今週本格化する米企業決算への期待感から米国株相場が大幅に上昇するとリスク・オンのドル売りが次第に強まった。前週末の高値1.0559ドルを上抜けると、5時前に一時1.0563ドルと日通し高値を付けた。
なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時106.18まで低下した。
ドル円は小幅ながら続落。終値は149.51円と前営業日NY終値(149.57円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.72%台まで上昇したことなどを手掛かりに買いが先行。米国株高に伴う円売りも相場の追い風となり、一時本日高値となる149.76円まで値を上げた。
ただ、前週末の高値149.83円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。対ユーロなどでドル売りが進んだ影響も受けて、一時149.50円付近まで下押しした。心理的節目である150円に近づくと、政府・日銀による為替介入への警戒感も高まるようだ。
もっとも、NY時間の安値は149.41円で値幅は35銭程度と小さかった。今日の安値はオセアニア時間に付けた149.32円で一日の値幅も44銭程度だった。
ユーロ円は3日ぶりに反発。終値は157.90円と前営業日NY終値(157.20円)と比べて70銭程度のユーロ高水準。ダウ平均が一時410ドル超上昇するなど、米国株相場が底堅く推移するとリスク・オンの円売りが優勢となり、一時157.99円と本日高値を更新した。ただ、前週末の高値158.05円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩む場面もあった。
代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは行って来いの展開。「米証券取引委員会(SEC)はビットコイン現物ETFを承認」との観測報道が伝わると、対ドルで一時3万0002ドル前後、対円で447万円台まで急伸したものの、すぐに失速した。現物ビットコインETFを申請している資産運用大手ブラックロックが「引き続き審査中」とのコメントを発表し、当該報道を否定したため一転下落した。
本日の参考レンジ
ドル円:149.32円 - 149.76円
ユーロドル:1.0507ドル - 1.0563ドル
ユーロ円:156.98円 - 157.99円
(中村)
なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時106.18まで低下した。
ドル円は小幅ながら続落。終値は149.51円と前営業日NY終値(149.57円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.72%台まで上昇したことなどを手掛かりに買いが先行。米国株高に伴う円売りも相場の追い風となり、一時本日高値となる149.76円まで値を上げた。
ただ、前週末の高値149.83円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。対ユーロなどでドル売りが進んだ影響も受けて、一時149.50円付近まで下押しした。心理的節目である150円に近づくと、政府・日銀による為替介入への警戒感も高まるようだ。
もっとも、NY時間の安値は149.41円で値幅は35銭程度と小さかった。今日の安値はオセアニア時間に付けた149.32円で一日の値幅も44銭程度だった。
ユーロ円は3日ぶりに反発。終値は157.90円と前営業日NY終値(157.20円)と比べて70銭程度のユーロ高水準。ダウ平均が一時410ドル超上昇するなど、米国株相場が底堅く推移するとリスク・オンの円売りが優勢となり、一時157.99円と本日高値を更新した。ただ、前週末の高値158.05円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩む場面もあった。
代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは行って来いの展開。「米証券取引委員会(SEC)はビットコイン現物ETFを承認」との観測報道が伝わると、対ドルで一時3万0002ドル前後、対円で447万円台まで急伸したものの、すぐに失速した。現物ビットコインETFを申請している資産運用大手ブラックロックが「引き続き審査中」とのコメントを発表し、当該報道を否定したため一転下落した。
本日の参考レンジ
ドル円:149.32円 - 149.76円
ユーロドル:1.0507ドル - 1.0563ドル
ユーロ円:156.98円 - 157.99円
(中村)