ドル円、下げ渋り FRB議長「金利の高さ、期間が十分でない可能性」

 ドル円は下げ渋り。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で「FOMCはリスクや累積利上げを踏まえて慎重に進めている」「地政学的緊張は非常に高まっており、主なリスクに」などと発言すると、米金利の低下とともにドル売りが先行。1時30分前に一時149.68円付近まで値を下げた。
 ただ、東京時間に付けた日通し安値149.67円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。パウエルFRB議長が質疑応答で「金利の高さ、期間が十分でない可能性がある」と指摘したこともドル買い戻しを促し、149.85円付近まで下げ渋った。


(中村)
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