ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロ円、下落

 27日のニューヨーク外国為替市場で、ユーロ円は下落。4時時点では157.99円と2時時点(158.35円)と比べて36銭程度のユーロ安水準だった。イスラエルとハマス停戦への期待がはく落。「イスラエルはハマスが求めた長期停戦に応じなかった」「イスラエルはガザ地区からの通信を遮断し、開戦以来最も大規模な攻撃を開始」と伝わりリスク回避の円買いが進んだ。ユーロ円は一時157.89円と19日以来、1週間ぶり以上となる158円割れとなった。

 ドル円もリスク回避の円買い優位。4時時点では149.51円と2時時点(149.63円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。149.46円まで下値を広げた。安全資産とされる債券が買い戻され、米10年債利回りが4.88%付近で頭打ちとなり4.84%台へ低下したことも対円でのドル軟化を促した。

 ユーロドルは軟調。4時時点では1.0567ドルと2時時点(1.0583ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利が低下するなかでもリスク回避のドル買いでユーロなど多くの通貨に対してドルは底堅く、ユーロドルは1.0597ドルの本日高値をつけた後に一時1.0558ドル前後とユーロ安・ドル高方向へ下押し。ドルインデックスは106.32前後から106.63前後までじり高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.46円 - 150.41円
ユーロドル:1.0535ドル - 1.0597ドル
ユーロ円:157.89円 - 158.89円

(関口)
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