ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロ円、堅調

 3日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は堅調。2時時点では160.37円と24時時点(160.24円)と比べて13銭程度のユーロ高水準となった。米連邦準備理事会(FRB)が年内の追加利上げを見送るとの観測が広がる中、ダウ平均の上昇幅が一時300ドル超に達すると、投資家のリスク志向が改善。160.40円まで上値を伸ばした。なお、豪ドル円も米株高を受けて97.20円と6月20日以来の高値水準に上昇した。

 ユーロドルは小高い。2時時点では1.0739ドルと24時時点(1.0720ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準となった。10月米雇用統計の弱い結果を受けたドル安の流れを引き継ぎ、1.0745ドルまでわずかに上値を伸ばして9月14日以来の高値を付けた。ユーロ円が上昇したことも追い風となった模様。

 ドル円はじり安。2時時点では149.33円と24時時点(149.48円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。NY市場序盤に急落した米10年債利回りが4.53%前後で落ち着いた動きとなるも、全般的なドル安の流れが重しとなって149.20円台までじりじりと値を下げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.21円 - 150.55円
ユーロドル:1.0615ドル - 1.0745ドル
ユーロ円:159.60円 - 160.40円


(川畑)
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