欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、高値圏で様子見

 10日の欧州外国為替市場でドル円は高値圏で様子見。22時時点では151.40円と20時時点(151.40円)とほぼ同水準だった。NY勢の本格参入を前に本日高値圏で張り付いている。目先は10月31日高値の151.72円や昨年10月21日に付けた151.95円がレジスタンスとして意識され、上値を狙った仕掛け的な動きに注意が必要である反面、介入警戒感も一段と高まるため荒い値動きになる可能性はあるだろう。

 ユーロドルは小動き。22時時点では1.0682ドルと20時時点(1.0687ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。独長期金利の上昇に伴う買いは1.0689ドルに留まり、その後は次第に動きが鈍くなった。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が「現行の金利水準が長く続けば、インフレ率を目標に戻すことに貢献するだろう」と述べたが、反応は薄い。

 ユーロ円は22時時点では161.72円と20時時点(161.80円)と比べて8銭程度のユーロ安水準だった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:151.22円 - 151.49円
ユーロドル:1.0656ドル - 1.0689ドル
ユーロ円:161.36円 - 161.86円

(越後)
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