欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、方向感ない

 23日の欧州外国為替市場でユーロドルは方向感がない。20時時点では1.0919ドルと17時時点(1.0914ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。11月仏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を下回ると1.0900ドルを割り込んだが、11月独製造業・サービス部門PMI速報値が強い結果となると1.0930ドルまで一転上昇。一方、一段高の展開にもならず、その後は1.0910ドル台を中心としたもみ合いが続いている。

 トルコリラは買い優勢。トルコ中銀が政策金利を40.00%に引き上げることを決定。市場予想の37.50%への引き上げよりも引き上げ幅が大きかったことを受けて対ドルでは28.6029リラ、対円では5.18円までリラ高が進んだ。なお、声明では「委員会は物価の安定という主目標に沿って、あらゆる手段を断固として使い続ける」とした一方で、金融引き締めペースの減速を表明した。

 ドル円は小動き。20時時点では149.23円と17時時点(149.14円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。本日は米感謝祭でNY勢が不在とあって全般様子見ムードが広がり、149円台前半での狭いレンジ取引を維持している。

 ユーロ円は20時時点では162.94円と17時時点(162.77円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。良好な独指標を受けて底堅く推移し、一時163.05円まで上値を伸ばしている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:148.89円 - 149.59円
ユーロドル:1.0884ドル - 1.0930ドル
ユーロ円:162.44円 - 163.05円


(越後)
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