欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、上値が重い

 27日の欧州外国為替市場でドル円は上値が重い。22時時点では148.82円と20時時点(148.99円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。米長期金利が前営業日比で低下し、その後の戻しも限られていることでドル円の上値は重い。22時前には日通し安値に並ぶ148.78円前後まで下押ししている。

 ユーロドルはもみ合い。22時時点では1.0950ドルと20時時点(1.0954ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。米金利の低下で多くの通貨でドル売りが進んでいることがユーロドルを支えている。しかしながら、ユーロクロスの売りが重しになり、1.09ドル半ばでもみ合い。この後のラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の議会証言で方向性を示すことができるかに要注目。
 なお、ユーロポンドは今月6日以来となる0.8663ポンドまで、ポンドドルは9月1日以来となる1.2644ドルまでポンド買いが進んだ。

 ユーロ円は弱含み。22時時点では162.97円と20時時点(163.21円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が軟調地合いを維持し、ユーロポンドの売りなどが重しになり、22時前には162.93円まで弱含み日通し高値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.78円 - 149.67円
ユーロドル:1.0927ドル - 1.0959ドル
ユーロ円:162.93円 - 163.72円

(松井)
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