欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、上昇一服

 22日の欧州外国為替市場でドル円は上昇一服。20時時点では148.90円と17時時点(148.96円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。東京市場での円売りの流れを引き継ぐと、149.35円まで上伸。もっとも、買いの勢いが一服すると、20時過ぎに148.80円台まで小緩んだ。

 ユーロ円は失速。20時時点では162.33円と17時時点(162.60円)と比べて27銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に連れて上値を試す流れとなり、18時過ぎには162.73円まで上昇して日通し高値を更新。ただ、その後は上値が重く、162円台前半まで押し戻された。

 ユーロドルは方向感定まらず。20時時点では1.0901ドルと17時時点(1.0915ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。17時過ぎに1.0920ドルまで値を上げるも、東京市場で付けた1.0923ドルを前に上値重く推移。ドル円のドル高基調に影響を受け、1.0883ドルまで下値を広げるも、時間外の米10年債利回りが4.37%台まで低下すると1.0900ドル台に戻すなど、方向感が定まらなかった。

 豪ドル円は強含み。円売りの流れの中、ブロック豪準備銀行(RBA)総裁が「より大幅な引き締めが正しい政策対応」などと発言したことを受けて豪ドル買いが活発化。97.81円まで上昇して16日以来の高値を付けた。

本日ここまでの参考レンジ
ドル円:148.02円 - 149.35円
ユーロドル:1.0883ドル - 1.0923ドル
ユーロ円:161.60円 - 162.73円


(川畑)
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