欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下げ一服

 21日の欧州外国為替市場でドル円は下げ一服。20時時点では147.58円と17時時点(147.51円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが一時4.38%台まで低下する中、一時147.15円まで下値を広げて9月14日以来の安値を付けた。ただ、売りの勢いが一巡すると買い戻しが優勢となり、147.80円前後まで戻す場面も見られた。

 ユーロ円は下落後に反発。20時時点では161.53円と17時時点(161.58円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に連れる動きとなり、ドル円が下げると161.25円まで日通し安値を更新。その後はドル円の反発に伴って161.70円台まで持ち直した。

 ユーロドルは上値重い。20時時点では1.0945ドルと17時時点(1.0954ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。時間外の米10年債利回りが一時4.41%台まで下げ幅を縮小したこともあり、1.0942ドル付近までやや値を下げた。

 ポンドドルは20時前に一時1.2554ドルまで上昇し、9月6日以来の高値を付けた。ベイリー英中銀(BOE)総裁が「市場はインフレ持続のリスクを過小評価している」などと発言したのをはじめ、マン英中銀金融政策委員会(MPC)委員は「今は金融政策を更に引き締めることが重要」など、英金融当局者の発言が相次いだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.15円 - 148.42円
ユーロドル:1.0939ドル - 1.0965ドル
ユーロ円:161.25円 - 162.43円

(川畑)
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