欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、小幅高

 17日の欧州外国為替市場でドル円は小幅高。22時時点では149.37円と20時時点(149.27円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.37%台から4.41%台まで上昇したことで、一時149.60円前後まで反発したものの、戻り売り圧力が強く、149.21円まで日通し安値を更新した。しかし、売り一巡後は下げ止まった。

 ユーロドルは小幅安。22時時点では1.0863ドルと20時時点(1.0871ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りの反発を受けて、1.0857ドル前後まで弱含みに推移した。
 ラガルドECB総裁は、欧州にはデジタル化とグリーン移行をファイナンスするため、単一の監督機関や取引インフラなど資本市場同盟(CMU)が必要だと述べたが、金融政策への言及はなかった。

 ユーロ円は22時時点では162.27円と20時時点(162.26円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの軟調推移を受けて、一時162.16円まで下値を広げたものの、ドル円が下げ渋ったことで、底堅く推移した。

 豪ドル/ドルは0.6513ドルまで上値を伸ばし、ポンドドルも1.2440ドルまで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.21円 - 150.78円
ユーロドル:1.0825ドル - 1.0875ドル
ユーロ円:162.16円 - 163.61円

(山下)
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