欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 23日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では149.44円と20時時点(149.23円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。ニューヨーク市場が感謝祭で休場で閑散取引の中、149.46円前後まで強含みに推移した。

 ユーロ円は小幅安。22時時点では162.93円と20時時点(162.94円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが弱含みに推移したことで、162円台後半で上値が重い展開となった。

 ユーロドルは22時時点では1.0903ドルと20時時点(1.0919ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。本日のNYカットオプション(1.0900ドル、1.0915ドル、1.0920ドル)付近での上値が重い展開が続いた。

 10月の欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨では、「過去の利上げの影響の大半はまだ顕在化していない」「ユーロ安はインフレ退治にとって逆風」「委員は将来の利上げの可能性に引き続きオープンだと主張」「将来の利上げは現在の基本シナリオの一部ではない」「パンデミック緊急資産購入プログラム(PEPP)再投資の早期終了の議論は時期尚早」などと言及されていた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.89円 - 149.59円
ユーロドル:1.0884ドル - 1.0930ドル
ユーロ円:162.44円 - 163.05円

(山下)
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