今日の株式見通し=不安定な展開か、米国株は上昇も円高が進行
東京市場は不安定な展開か。米国株は上昇。ダウ平均は83ドル高の35416ドルで取引を終えた。FRBのウォラー理事の発言を受けて利上げ終了観測が強まり、長期金利が大きく低下。3指数とも上値は重かったもののプラスで終えた。米金利低下を受けて為替はドル安・円高に振れており、ドル円は足元147円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて90円安の33290円、ドル建てが85円安の33295円で取引を終えた。
グロース株には米金利低下がプラスに作用する一方、バリュー株は買いづらく、円高進行で自動車株は嫌われるだろう。半導体株などが強く買われることで日経平均は上昇する展開に期待したいところだが、CME225先物は下落スタートを示唆している。上昇した米国株もナスダックはプラス圏とマイナス圏を行き来しており、グロース株への好影響は限定的となる可能性がある。その場合、日本株は資金の振り向け先が乏しくなる。日経平均は先週から年初来高値を上回ってくると跳ね返される動きが続いており、高値警戒感も意識される。明確に買えない業種があるため、基本的に上値は重いと予想。グロース株がさえないようだと下に値幅が出る展開もあるとみる。日経平均の予想レンジは33000円-33450円。
(小針)
グロース株には米金利低下がプラスに作用する一方、バリュー株は買いづらく、円高進行で自動車株は嫌われるだろう。半導体株などが強く買われることで日経平均は上昇する展開に期待したいところだが、CME225先物は下落スタートを示唆している。上昇した米国株もナスダックはプラス圏とマイナス圏を行き来しており、グロース株への好影響は限定的となる可能性がある。その場合、日本株は資金の振り向け先が乏しくなる。日経平均は先週から年初来高値を上回ってくると跳ね返される動きが続いており、高値警戒感も意識される。明確に買えない業種があるため、基本的に上値は重いと予想。グロース株がさえないようだと下に値幅が出る展開もあるとみる。日経平均の予想レンジは33000円-33450円。
(小針)