欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、堅調

 29日の欧州外国為替市場でドル円は堅調。20時時点では147.78円と17時時点(147.28円)と比べて50銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りがアジア時間の終盤につけた4.24%台から4.30%台まで低下幅を縮小し、米金利低下を手掛かりに進んだドル売りの動きが巻き戻された。日米株価指数の堅調推移なども相場の支えとなり、一時147.81円まで本日高値を更新した。

 ユーロドルは戻りが鈍い。20時時点では1.0976ドルと17時時点(1.0977ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。全般にドルの買い戻しが進んだ流れに沿った。17時過ぎには1.0998ドル付近まで買い戻しが入る場面も見られたが、節目の1.1000ドル手前で戻りの鈍さを確認すると1.0969ドルの安値まで売りに押された。

 ユーロ円は20時時点では162.21円と17時時点(161.65円)と比べて56銭程度のユーロ高水準だった。162.00円を挟んで神経質に上下したが、欧米株高などを手掛かりに162.23円まで上値を伸ばした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.67円 - 147.81円
ユーロドル:1.0969ドル - 1.1017ドル
ユーロ円:161.55円 - 162.23円

(岩間)
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