ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、急落

 7日のニューヨーク外国為替市場でドル円は急落。4時時点では143.49円と2時時点では(144.10円)と比べて61銭程度のドル安水準だった。NY時間に入っても日銀の政策修正思惑を手掛かりにした円買いの流れが継続。1時過ぎに付けた143.80円を割り込むと、ストップロスを巻き込みながら141.71円まで急落して8月7日以来の安値を付けた。ただ、売り一巡後は143.70円台まで切り返すなど、神経質な動きとなった。

 ユーロ円も乱高下。4時時点では155.05円と2時時点では(155.54円)と比べて49銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の急落につれて、153.23円まで下落して7月28日以来の安値を記録。ただ、その後は155.20円台まで切り返すなど、荒い値動きとなった。

 ユーロドルは小高い。4時時点では1.0805ドルと2時時点では(1.0794ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準となった。米10年債利回りが4.10%台まで一段と低下したほか、ドル円で円買い・ドル売りが進んだ影響もあり、5日以来となる1.0818ドルまで上値を伸ばした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.71円 - 147.32円
ユーロドル:1.0755ドル - 1.0818ドル
ユーロ円:153.23円 - 158.67円

(川畑)
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