NYマーケットダイジェスト・12日 株年初来高値・金利低下・ドル下げ渋り
(12日終値)
ドル・円相場:1ドル=145.45円(前営業日比▲0.71円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.00円(▲0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0794ドル(△0.0029ドル)
ダウ工業株30種平均:36577.94ドル(△173.01ドル)
ナスダック総合株価指数:14533.40(△100.91)
10年物米国債利回り:4.20%(▲0.03%)
WTI原油先物1月限:1バレル=68.61ドル(▲2.71ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1993.2ドル(▲0.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月米消費者物価指数(CPI)
前月比 0.1% 0.0%
前年比 3.1% 3.2%
エネルギーと食品を除くコア指数
前月比 0.3% 0.2%
前年比 4.0% 4.0%
11月米財政収支 3140億ドルの赤字 666億ドルの赤字
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反落。米労働省が発表した11月米消費者物価指数(CPI)がほぼ予想通りの内容となり、インフレの鈍化が確認されると全般ドル売りが先行。前日の安値144.78円を下抜けて一時144.74円と日通し安値を更新した。
ただ、米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.14%台から4.24%台まで上昇すると、一転ドル買い戻しが優勢に。23時30分過ぎには145.85円付近まで持ち直した。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは103.49の安値から104.10の高値まで持ち直した。
・ユーロドルは続伸。欧州時間発表の12月独ZEW景況感指数が予想を上回ったことを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行。米CPI発表直後に全般ドル売りが強まると、一時1.0827ドルと日通し高値を付けた。
ただ、買い一巡後はすぐに上値が重くなった。米長期金利が低下幅を縮めた流れに沿ってユーロ売り・ドル買いが出ると、1.0767ドル付近まで下押しした。
・ユーロ円は3日ぶりに反落。20時30分過ぎに一時156.64円付近まで値を下げたものの、4時30分過ぎには157.22円付近まで下げ渋った。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、昨年1月以来の高値となった。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も昨年1月以来の高値を更新した。11月米CPIがほぼ予想通りの内容となり、インフレの鈍化が確認されると米長期金利が低下。株式の相対的な割高感が薄れ、株買いが広がった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も4日続伸し、昨年3月以来の高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反発。11月米CPIがほぼ予想通りの内容となり、インフレの鈍化が確認されると債券買いが広がった。30年債入札が「好調」と受け止められたことも相場の支援材料。
・原油先物相場は3日ぶりに反落。米国の供給過剰に対する懸念や中国に経済停滞により需要が減速するとの警戒感から売りが優勢となった。
・金先物相場はほぼ横ばい。11月米CPIが前年比では2カ月連続で鈍化したことを受けて米長期金利が低下すると、金利を生まない金に買いが入り一時2012.5ドルまで上昇した。ただ、すぐに金利が一転上昇したため次第に上値が重くなった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=145.45円(前営業日比▲0.71円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.00円(▲0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0794ドル(△0.0029ドル)
ダウ工業株30種平均:36577.94ドル(△173.01ドル)
ナスダック総合株価指数:14533.40(△100.91)
10年物米国債利回り:4.20%(▲0.03%)
WTI原油先物1月限:1バレル=68.61ドル(▲2.71ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1993.2ドル(▲0.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月米消費者物価指数(CPI)
前月比 0.1% 0.0%
前年比 3.1% 3.2%
エネルギーと食品を除くコア指数
前月比 0.3% 0.2%
前年比 4.0% 4.0%
11月米財政収支 3140億ドルの赤字 666億ドルの赤字
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反落。米労働省が発表した11月米消費者物価指数(CPI)がほぼ予想通りの内容となり、インフレの鈍化が確認されると全般ドル売りが先行。前日の安値144.78円を下抜けて一時144.74円と日通し安値を更新した。
ただ、米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.14%台から4.24%台まで上昇すると、一転ドル買い戻しが優勢に。23時30分過ぎには145.85円付近まで持ち直した。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは103.49の安値から104.10の高値まで持ち直した。
・ユーロドルは続伸。欧州時間発表の12月独ZEW景況感指数が予想を上回ったことを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行。米CPI発表直後に全般ドル売りが強まると、一時1.0827ドルと日通し高値を付けた。
ただ、買い一巡後はすぐに上値が重くなった。米長期金利が低下幅を縮めた流れに沿ってユーロ売り・ドル買いが出ると、1.0767ドル付近まで下押しした。
・ユーロ円は3日ぶりに反落。20時30分過ぎに一時156.64円付近まで値を下げたものの、4時30分過ぎには157.22円付近まで下げ渋った。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、昨年1月以来の高値となった。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も昨年1月以来の高値を更新した。11月米CPIがほぼ予想通りの内容となり、インフレの鈍化が確認されると米長期金利が低下。株式の相対的な割高感が薄れ、株買いが広がった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も4日続伸し、昨年3月以来の高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反発。11月米CPIがほぼ予想通りの内容となり、インフレの鈍化が確認されると債券買いが広がった。30年債入札が「好調」と受け止められたことも相場の支援材料。
・原油先物相場は3日ぶりに反落。米国の供給過剰に対する懸念や中国に経済停滞により需要が減速するとの警戒感から売りが優勢となった。
・金先物相場はほぼ横ばい。11月米CPIが前年比では2カ月連続で鈍化したことを受けて米長期金利が低下すると、金利を生まない金に買いが入り一時2012.5ドルまで上昇した。ただ、すぐに金利が一転上昇したため次第に上値が重くなった。
(中村)