NYマーケットダイジェスト・7日 株高・金利上昇・円急伸
(7日終値)
ドル・円相場:1ドル=144.13円(前営業日比▲3.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=155.58円(▲2.99円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0794ドル(△0.0030ドル)
ダウ工業株30種平均:36117.38ドル(△62.95ドル)
ナスダック総合株価指数:14340.00(△193.29)
10年物米国債利回り:4.15%(△0.05%)
WTI原油先物1月限:1バレル=69.34ドル(▲0.04ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2046.4ドル(▲1.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ、前年比)
▲40.8% 8.8%
前週分の米新規失業保険申請件数 22.0万件 21.9万件・改
10月米卸売売上高(前月比) ▲1.3% 2.0%・改
10月米消費者信用残高 51.3億ドル 122.3億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は大幅反落。NY勢の参入後も日銀の政策修正期待を背景にした円買いの流れが継続した。3時前に売り圧力が強まると、市場では「エアポケット(買いの空白)のような状態に陥ってしまったようだ」との声も聞かれるなか、一時141.71円まで急落した。ただ、その後は急ピッチで値を下げてきた反動から短時間で143円台まで反発。引けにかけても144円台前半まで下値を切り上げた。
・ユーロ円は大幅に9日続落。円が独歩高となった流れに沿って一時153.23円まで下押す場面があった。他のクロス円も全面安となり、ポンド円は178.67円、豪ドル円は93.73円、NZドル円は87.71円、カナダドル円は104.25円まで下げ幅を拡大。ただ、クロス円もドル円と同じく3時前に急落した後は反動から買い戻しが入り、ユーロ円は155円台半ばまで反発した。
・ユーロドルは7営業日ぶりに反発。対円を中心にドル売りが進んだ影響を受けた。昨日高値の1.0804ドルを上抜けて3時前には1.0818ドルまで上昇。もっとも、その後は1.0790ドル台まで押し戻された。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発。今週発表された米雇用関連指標が総じて予想を下回る内容となり、明日の米雇用統計も労働市場の過熱緩和を示すとの見方が広がった。昨日まで3日続落した反動もあり、ハイテク株を中心に見直し買いが入った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反落。前日に利回りが約3カ月ぶりの水準まで低下した後とあって、持ち高調整目的の債券売りが出た。
・原油先物相場は6日続落。中国での需要減退懸念を背景に売りが優勢となり、一時6月以来となる68.80ドルまで下落した。ただ、その後は値ごろ感の買いも入った模様であり、下げ渋る動きとなった。
・金先物相場は小反落。1日に清算値ベースで史上最高値を付けた直後ということもあり、明日の米11月雇用統計を前に利益確定の売りが出やすかった面があるようだ。一方で対ユーロを中心としたドル安が商品の割安感につながり、金相場を支えたため、下値も限られた模様である。
(岩間)
ドル・円相場:1ドル=144.13円(前営業日比▲3.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=155.58円(▲2.99円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0794ドル(△0.0030ドル)
ダウ工業株30種平均:36117.38ドル(△62.95ドル)
ナスダック総合株価指数:14340.00(△193.29)
10年物米国債利回り:4.15%(△0.05%)
WTI原油先物1月限:1バレル=69.34ドル(▲0.04ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2046.4ドル(▲1.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ、前年比)
▲40.8% 8.8%
前週分の米新規失業保険申請件数 22.0万件 21.9万件・改
10月米卸売売上高(前月比) ▲1.3% 2.0%・改
10月米消費者信用残高 51.3億ドル 122.3億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は大幅反落。NY勢の参入後も日銀の政策修正期待を背景にした円買いの流れが継続した。3時前に売り圧力が強まると、市場では「エアポケット(買いの空白)のような状態に陥ってしまったようだ」との声も聞かれるなか、一時141.71円まで急落した。ただ、その後は急ピッチで値を下げてきた反動から短時間で143円台まで反発。引けにかけても144円台前半まで下値を切り上げた。
・ユーロ円は大幅に9日続落。円が独歩高となった流れに沿って一時153.23円まで下押す場面があった。他のクロス円も全面安となり、ポンド円は178.67円、豪ドル円は93.73円、NZドル円は87.71円、カナダドル円は104.25円まで下げ幅を拡大。ただ、クロス円もドル円と同じく3時前に急落した後は反動から買い戻しが入り、ユーロ円は155円台半ばまで反発した。
・ユーロドルは7営業日ぶりに反発。対円を中心にドル売りが進んだ影響を受けた。昨日高値の1.0804ドルを上抜けて3時前には1.0818ドルまで上昇。もっとも、その後は1.0790ドル台まで押し戻された。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発。今週発表された米雇用関連指標が総じて予想を下回る内容となり、明日の米雇用統計も労働市場の過熱緩和を示すとの見方が広がった。昨日まで3日続落した反動もあり、ハイテク株を中心に見直し買いが入った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反落。前日に利回りが約3カ月ぶりの水準まで低下した後とあって、持ち高調整目的の債券売りが出た。
・原油先物相場は6日続落。中国での需要減退懸念を背景に売りが優勢となり、一時6月以来となる68.80ドルまで下落した。ただ、その後は値ごろ感の買いも入った模様であり、下げ渋る動きとなった。
・金先物相場は小反落。1日に清算値ベースで史上最高値を付けた直後ということもあり、明日の米11月雇用統計を前に利益確定の売りが出やすかった面があるようだ。一方で対ユーロを中心としたドル安が商品の割安感につながり、金相場を支えたため、下値も限られた模様である。
(岩間)