株式明日の戦略-半導体株が買われて3日続伸、FOMCを波乱なく通過できるか
13日の日経平均は3日続伸。終値は82円高の32926円。米国株高を受けて3桁上昇スタート。開始早々に節目の33000円を超えてきたが、これより上が重く、前場では33000円を挟んだ一進一退が続いた。一部の半導体株の大幅高に頼った上昇でもあったことから、後場は大きく値を消す場面があった。ただ、前日終値に接近したところではマイナス圏入りを回避して切り返し、32900円台に乗せて取引を終えた。下げに転じる場面があったTOPIXやグロース250指数も、終値ではプラスを確保した。
東証プライムの売買代金は概算で3兆6000億円。業種別では機械、銀行、精密機器などが上昇しており、鉱業、海運、建設などが下落している。東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>など半導体株の一角が派手に上昇しており、ディスコ<6146.T>が9.9%高。半面、証券会社が目標株価を引き下げたウエルシアホールディングス<3141.T>が大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり773/値下がり828と、値下がりの方が多かった。半導体関連に幅広く資金が向かっており、ディスコやアドバンテストの他にもルネサス、SCREEN、TOWAなどが大幅上昇。米アプライド・マテリアルズとの業務提携を発表したウシオ電機が急伸した。英投資会社による大量保有が判明したフジメディアが人気化し、TBSや日本テレビなどテレビ局株全般に買いが波及。NTTとの資本業務提携を発表したACCESSがストップ高比例配分となった。
一方、米国の長期金利が低下して為替がやや円高に振れたことから、三菱自動車やマツダなど自動車株が全般軟調。NY原油の下落を嫌気してINPEXやコスモエネルギーが売りに押された。今期の営業減益計画や株主優待の一部変更が失望を誘ったくら寿司が大幅安。前日引け間際にTOBに絡む観測で買われた富士通と新光電工は、正式発表で材料が出尽くした格好となり、そろって強めの下落となった。
日経平均は3日続伸。ディスコを筆頭に半導体株が異様に強い上昇となった。きょうも後場には失速したが、3日続伸したという事実は下値不安を和らげる。米国株の方が非常に動きが良くなってきており、日本株がそれに素直に連動できるのであれば、年末株高への期待も高まってくる。
本日、米国ではFOMCの結果が発表される。政策金利は据え置きが確実とみられており、声明文やパウエルFRB議長会見の内容が注目される。米国の長期金利は低下傾向にあるが、内容によっては短期的に逆の動きが出てくる展開も想定される。日本株に関しては、為替が円高(ドル安)に大きく振れてしまうと米国株との連動性が薄れてくる。米国の長期金利が低下して米国株が大きく上昇しても日本株は下落といったことも起こりうる。米国の11月消費者物価指数(CPI)は無難に消化して、日本株もしっかり上昇した。FOMCも波乱なく通過する展開に期待したい。
東証プライムの売買代金は概算で3兆6000億円。業種別では機械、銀行、精密機器などが上昇しており、鉱業、海運、建設などが下落している。東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>など半導体株の一角が派手に上昇しており、ディスコ<6146.T>が9.9%高。半面、証券会社が目標株価を引き下げたウエルシアホールディングス<3141.T>が大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり773/値下がり828と、値下がりの方が多かった。半導体関連に幅広く資金が向かっており、ディスコやアドバンテストの他にもルネサス、SCREEN、TOWAなどが大幅上昇。米アプライド・マテリアルズとの業務提携を発表したウシオ電機が急伸した。英投資会社による大量保有が判明したフジメディアが人気化し、TBSや日本テレビなどテレビ局株全般に買いが波及。NTTとの資本業務提携を発表したACCESSがストップ高比例配分となった。
一方、米国の長期金利が低下して為替がやや円高に振れたことから、三菱自動車やマツダなど自動車株が全般軟調。NY原油の下落を嫌気してINPEXやコスモエネルギーが売りに押された。今期の営業減益計画や株主優待の一部変更が失望を誘ったくら寿司が大幅安。前日引け間際にTOBに絡む観測で買われた富士通と新光電工は、正式発表で材料が出尽くした格好となり、そろって強めの下落となった。
日経平均は3日続伸。ディスコを筆頭に半導体株が異様に強い上昇となった。きょうも後場には失速したが、3日続伸したという事実は下値不安を和らげる。米国株の方が非常に動きが良くなってきており、日本株がそれに素直に連動できるのであれば、年末株高への期待も高まってくる。
本日、米国ではFOMCの結果が発表される。政策金利は据え置きが確実とみられており、声明文やパウエルFRB議長会見の内容が注目される。米国の長期金利は低下傾向にあるが、内容によっては短期的に逆の動きが出てくる展開も想定される。日本株に関しては、為替が円高(ドル安)に大きく振れてしまうと米国株との連動性が薄れてくる。米国の長期金利が低下して米国株が大きく上昇しても日本株は下落といったことも起こりうる。米国の11月消費者物価指数(CPI)は無難に消化して、日本株もしっかり上昇した。FOMCも波乱なく通過する展開に期待したい。