欧州外国為替市場概況・22時 ポンドドル、上昇

 14日の欧州外国為替市場でポンドドルは上昇。イングランド銀行金融政策委員会(MPC)では予想通りに政策金利5.25%の据え置きが決定されたものの、BOE議事録「当分の間、景気抑制的な政策が必要になる公算」を受けて利下げ観測が後退したことで、ポンドドルは1.2725ドルまで上昇した。ポンド円は180.48円まで上値を伸ばした。
 ベイリーBOE総裁は「金利がピークアウトしたとは言えない」と述べた。

 ドル円は小幅高。22時時点では141.64円と20時時点(141.56円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが3.93%台まで低下したものの、141円台前半で底堅く推移した。

 ユーロドルは小幅高。22時時点では1.0924ドルと20時時点(1.0913ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。ポンドドルの上昇に連れ高となり、一時1.0940ドルまで上値を伸ばした。しかし、本日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて上値は限定的だった。

 ユーロ円は22時時点では154.72円と20時時点(154.49円)と比べて23銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが強含みに推移したことで、155.02円前後まで堅調に推移した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.97円 - 142.90円
ユーロドル:1.0874ドル - 1.0940ドル
ユーロ円:153.87円 - 155.55円

(山下)
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