NYマーケットダイジェスト・20日 株安・金利低下・円高
(20日終値)
ドル・円相場:1ドル=143.57円(前営業日比▲0.27円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.10円(▲0.85円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0942ドル(▲0.0039ドル)
ダウ工業株30種平均:37082.00ドル(▲475.92ドル)
ナスダック総合株価指数:14777.94(▲225.28)
10年物米国債利回り:3.84%(▲0.09%)
WTI原油先物2月限:1バレル=74.22ドル(△0.28ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2047.7ドル(▲4.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
7-9月期米経常収支 2003億ドルの赤字 2168億ドルの赤字・改
12月米消費者信頼感指数 110.7 101.0・改
11月米中古住宅販売件数
前月比 0.8% ▲4.1%
年率換算件数 382万件 379万件
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は4日ぶりに反落。20時過ぎに一時143.27円と日通し安値を付けたものの、12月米消費者信頼感指数が110.7と予想の104.0を上回ったことなどが相場を下支えすると143.94円付近まで下げ渋った。
ただ、引けにかけては再び上値が重くなった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時3.8455%前後と7月27日以来の低水準を付けたことが相場の重しとなったほか、米国株の下落に伴う円買い・ドル売りが入り143.54円付近まで下押しした。
・ユーロドルは3日ぶりに反落。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると1.0976ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、NY午後に入ると失速した。米国株安を背景にリスク・オフのドル買いが入ると、6時過ぎに一時1.0930ドルと日通し安値を更新した。
なお、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は「追加利上げは不要、現行水準を維持すべき」「利下げはすべきだが、直ちにではない」などと述べたと伝わった。
・ユーロ円も3日ぶりに反落。21時前に一時156.79円と本日安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げ、1時過ぎには157.73円付近まで下げ渋った。もっとも、引けにかけては米国株相場の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入り、157.03円付近まで押し戻された。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は10日ぶりに反落。12月米消費者信頼感指数が予想を上回ったことで、株買いが優勢になる場面もあったが、上値は重かった。前日までに9日続伸し、史上最高値を更新したあとだけに、利益確定目的の売りが優勢となった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も10日ぶりに反落した。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利食い売りなどが優勢となった。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。欧州債相場の上昇を受けて米国債にも買いが先行。米国株相場の下落で、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った面もあった。利回りは一時3.8455%前後と7月27日以来の低水準を付けた。
・原油先物相場は3日続伸。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海周辺での商船攻撃が相次ぎ、石油供給の混乱懸念を背景とした買いが継続。2月限は一時75ドル台に上昇したが、米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫が予想外の大幅な積み増しとなったことを受けて上げ幅を縮小した。
・金先物相場は3日ぶりに小反落。米早期利下げ観測を背景とした買いが一服し、利益確定売りが優勢となった。ただ、米長期金利の低下を支えとした買いも入り、下押しは限られた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=143.57円(前営業日比▲0.27円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.10円(▲0.85円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0942ドル(▲0.0039ドル)
ダウ工業株30種平均:37082.00ドル(▲475.92ドル)
ナスダック総合株価指数:14777.94(▲225.28)
10年物米国債利回り:3.84%(▲0.09%)
WTI原油先物2月限:1バレル=74.22ドル(△0.28ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2047.7ドル(▲4.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
7-9月期米経常収支 2003億ドルの赤字 2168億ドルの赤字・改
12月米消費者信頼感指数 110.7 101.0・改
11月米中古住宅販売件数
前月比 0.8% ▲4.1%
年率換算件数 382万件 379万件
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は4日ぶりに反落。20時過ぎに一時143.27円と日通し安値を付けたものの、12月米消費者信頼感指数が110.7と予想の104.0を上回ったことなどが相場を下支えすると143.94円付近まで下げ渋った。
ただ、引けにかけては再び上値が重くなった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時3.8455%前後と7月27日以来の低水準を付けたことが相場の重しとなったほか、米国株の下落に伴う円買い・ドル売りが入り143.54円付近まで下押しした。
・ユーロドルは3日ぶりに反落。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると1.0976ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、NY午後に入ると失速した。米国株安を背景にリスク・オフのドル買いが入ると、6時過ぎに一時1.0930ドルと日通し安値を更新した。
なお、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は「追加利上げは不要、現行水準を維持すべき」「利下げはすべきだが、直ちにではない」などと述べたと伝わった。
・ユーロ円も3日ぶりに反落。21時前に一時156.79円と本日安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げ、1時過ぎには157.73円付近まで下げ渋った。もっとも、引けにかけては米国株相場の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入り、157.03円付近まで押し戻された。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は10日ぶりに反落。12月米消費者信頼感指数が予想を上回ったことで、株買いが優勢になる場面もあったが、上値は重かった。前日までに9日続伸し、史上最高値を更新したあとだけに、利益確定目的の売りが優勢となった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も10日ぶりに反落した。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利食い売りなどが優勢となった。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。欧州債相場の上昇を受けて米国債にも買いが先行。米国株相場の下落で、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った面もあった。利回りは一時3.8455%前後と7月27日以来の低水準を付けた。
・原油先物相場は3日続伸。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海周辺での商船攻撃が相次ぎ、石油供給の混乱懸念を背景とした買いが継続。2月限は一時75ドル台に上昇したが、米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫が予想外の大幅な積み増しとなったことを受けて上げ幅を縮小した。
・金先物相場は3日ぶりに小反落。米早期利下げ観測を背景とした買いが一服し、利益確定売りが優勢となった。ただ、米長期金利の低下を支えとした買いも入り、下押しは限られた。
(中村)