東京外国為替市場概況・12時 ドル円、軟調

 21日の東京外国為替市場でドル円は軟調。12時時点では142.92円とニューヨーク市場の終値(143.57円)と比べて65銭程度のドル安水準だった。仲値後も断続的にドル売り円買いが持ち込まれ、昨日安値143.27円を割り込むと下げ足を速めた。上昇して始まった時間外の米10年債利回りが上げ幅を縮めたことも重しとなり、142.81円まで下値を広げている。200日移動平均線142.72円の前で売りが一服すると、143.10円台まで切り返す場面もあったが買い戻しは続かなかった。

 ユーロ円は上値が重い。12時時点では156.46円とニューヨーク市場の終値(157.10円)と比べて64銭程度のユーロ安水準だった。ドル円同様に下値を試す展開となり、156.39円まで下落幅を広げた。その後の戻しも156.60円台までと限られたた。
 ほか、ポンド円が180.52円、カナダドル円は107円を割り込み106.94円まで外貨安・円高に傾いた。

 ユーロドルは12時時点では1.0949ドルとニューヨーク市場の終値(1.0942ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。円相場中心の動きで動意は鈍かった。ドル円のドル安基調につれて1.0954ドルまで買われる場面があった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.81円 - 143.62円
ユーロドル:1.0937ドル - 1.0954ドル
ユーロ円:156.39円 - 157.20円


(小針)
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