東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下げ渋り

 22日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。10時時点では142.19円とニューヨーク市場の終値(142.12円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。昨日安値の142.05円や節目の142.00円などを下抜けて、一時141.87円まで下押し。市場では「10月30-31日分の日銀金融政策決定会合議事要旨で政策修正に向けて前向きな発言が確認されたことも円買いを誘った面があった」との声も聞かれた。もっとも、仲値にかけては142.20円台まで買い戻しが入るなど、一方的に売りが進む展開にもならなかった。

 ユーロ円も下げ渋り。10時時点では156.43円とニューヨーク市場の終値(156.46円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。9時30分過ぎに156.14円まで売りに押されたものの、昨日安値の156.13円手前で売りも一服。その後はドル円と同様に買い戻しが入り、156.40円台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.1004ドルとニューヨーク市場の終値(1.1011ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。1.1005ドル前後での小動きが続き、方向感は乏しい。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.87円 - 142.31円
ユーロドル:1.1000ドル - 1.1013ドル
ユーロ円:156.14円 - 156.65円

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。