東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

 5日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では161.07円とニューヨーク市場の終値(161.28円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。本邦の5月消費支出は1.8%減となり、市場予想の0.1%増を下回る結果となっただけでなく、前月の313,300円から290,328円まで下がるなど内容も悪かったことで161.40円までじり高になった。しかし、ドル円の上値は重く、昨日同様に本邦勢の本格参入となる9時過ぎからはドル売りが優勢になり、昨日安値を割り込み160.82円まで弱含んだ。もっとも、東京仲値が再び不足(金融機関のドル買い需要)だったことで、仲値の値決めにかけては161.10円台まで買い戻された。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.0815ドルとニューヨーク市場の終値(1.0812ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。対円でドルが売られるとユーロドルも昨日高値をわずかに上回り、先月12日以来となる1.0818ドルまで小幅に上昇した。もっとも、レンジは依然として9Pipsしかなく、値動きは限られている。

 ユーロ円は荒い値動き。10時時点では174.19円とニューヨーク市場の終値(174.37円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。総じてドル円に連れる動きだった。一時173.98円まで下押したが、東京仲値にかけては174.20円台を回復するなど荒い値動き。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.82円-161.40円
ユーロドル:1.0809ドル-1.0818ドル
ユーロ円:173.98円-174.47円


(松井)
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