ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では161.06円と22時時点(161.13円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。20時過ぎに一時160.95円と日通し安値を付けたものの、前日の安値160.78円が目先サポートとして働くと下げ渋った。ただ、対ユーロなどでドル売りが進んだ影響を受けたため、戻りは限定的だった。

 ユーロドルはじり高。24時時点では1.0808ドルと22時時点(1.0797ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。仏政治や財政を巡る懸念が和らぐ中、欧州株相場の上昇を背景にリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが入ると一時1.0809ドルと日通し高値を更新した。ただ、前日の高値1.0817ドルがレジスタンスとして働いたため、上昇のスピードは緩やかだった。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では174.07円と22時時点(173.98円)と比べて9銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.95円 - 161.69円
ユーロドル:1.0784ドル - 1.0809ドル
ユーロ円:173.80円 - 174.49円

(中村)
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