欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下値堅い

 4日の欧州外国為替市場でドル円は下値が堅い。22時時点では161.13円と20時時点(161.06円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。ニューヨーク市場が休場のため閑散取引の中、明日発表される米6月雇用統計への警戒感から一時160.95円まで下値を広げたものの、根強い円の先安観から下値は限定的だった。
 米6月雇用統計の予想は、非農業部門雇用者数の増加幅は5月から減少が見込まれ、平均時給も5月から伸び率の低下が見込まれている。

 ユーロドルはもみ合い。22時時点では1.0797ドルと20時時点(1.0801ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。ニューヨーク市場が休場で動きづらい展開の中、明日のNYカットオプション1.0800ドル付近での値動きが続いた。

 ユーロ円は22時時点では173.98円と20時時点(173.96円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下落に連れて、一時173.80円まで下値を広げたものの、ドル円の反発に連れて下げ渋る展開となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.95円-161.69円
ユーロドル:1.0784ドル-1.0803ドル
ユーロ円:173.80円-174.49円

(山下)
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